究極のパチンコ依存症のオバ

私のオバさんは、誰もが認めるパチンコ依存症です。私は5歳の頃に父を亡くし、働きに行かなくてはならない母の代わりに、近所に住むオバさん(母の姉)宅に預けられていました。幼稚園お迎えの時間と言えば、パチンコ中。大事な送り迎えをしなくてはならないときもパチンコ中。と、結局その度に母は仕事を早退して来ますから、信用は無かったかと思います。それでも面白いオバさんを私は大好きでいました。昔、夏休みの思い出に皆で花火をやろう!なんて事があって、子供の私からしたら一大イベントです。オバさんは『楽しみね〜必ず行くわ。』と、口約束だけしてはパチンコへ入ってしまいドタキャンをして来ます。子供なりにすごくショックだった事は覚えています。そんな私ももう30代になりました。今でもオバさんは毎日、フル出勤でパチンコへ行っていますよ。大損した時は、いささか『もう二度とやらねぇ!絶対だ!』何て言っていた次の日にはちゃっかりパチンコ屋の前にオバさんの車が停まっているんですよ。まあ、それが趣味だと言われればそれまでですが、本当に依存症って怖いと思っていますよ。